成田空港には、すでにスカイマークが国内線を就航させ、羽田発着路線よりも割安な運賃で運航しています。
また、国際線でもジェットスターなどのLCCが乗り入れているほか、2012年8月からは、エアアジア・ジャパンが成田空港を拠点とした路線を就航する予定です。
そこでネックとなるのが、都心から成田空港への交通アクセスの「運賃」。
所要時間では、京成スカイライナーを利用すれば日暮里から空港第2ビルまで最短36分と、決して遠い空港ではなくなりました。
しかし、京成スカイライナーは片道2,400円。リムジンバスに至っては都心部から成田空港まで片道3,000円。
JRバス関東が運行する高速バスでは、東京駅からラディソンホテル成田まで片道1,420円、回数券を利用すれば1回あたり1,250円となることから、リムジンバスや京成スカイライナーなどの割高感が目立ちます。
茨城空港では、搭乗客だと東京駅から片道500円で乗れるバスが運行されています（予約制）。時間は約100分と、成田空港よりも時間がかかりますが、LCCを利用する人にとってはトータルの交通費が安く上がるほうが望ましいことから、利用者は順調なそう。
半蔵門線の水天宮前駅に直結している、箱崎のT-CATから成田空港へは、所要時間が約60分で、片道2,900円となっていますが、これが1,000円以下の運賃になったら、相当需要が伸びるのではないかと思われます。