ZIPAIR(ジップエア)は、成田空港を拠点にアジア、ハワイ、北米へ飛ぶ国際線の航空会社です。運営するZIPAIR Tokyoは日本航空(JAL)の100%出資会社で、ボーイング787-8型機を使用しています。普通席に加え、横になって休める「ZIP Full-Flat」座席を選べることが大きな特徴です。
ZIPAIRの就航路線
ZIPAIRが案内している成田発着の主な路線は次のとおりです。運航する曜日や期間は路線によって異なり、増便・減便もあるため、旅行する日付の便は公式サイトで検索してください。
| 地域 | 成田からの主な行き先 |
|---|---|
| 韓国 | ソウル(仁川) |
| 東南アジア | バンコク、シンガポール |
| ハワイ | ホノルル |
| カナダ | バンクーバー |
| アメリカ本土 | ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、ヒューストン |
サンノゼ線のように、販売・運航期間が限られる路線もあります。また、公式の路線一覧には台北、ラスベガス、オーランドも載っていますが、これらには期間限定のチャーター便が含まれます。「行き先一覧にあるから、希望する日に定期便が飛んでいる」とは考えず、必ず日付を指定して空席を確認しましょう。
新路線の成田―クアラルンプール線は、2026年10月20日からの運航が予定されています。9月23日時点では就航前で、公式案内には関係当局の許可を前提とする旨が記載されています。
座席は「Standard」と「ZIP Full-Flat」
「Standard」は一般的な普通席です。公式案内では、座席の前後間隔は約79cm、座席幅は約43cmとされています。一方、「ZIP Full-Flat」は横になって休める座席で、7歳以上が利用できます。長時間の北米路線で睡眠を取りたい人には、料金を比較する価値があるでしょう。
希望する場所を事前に座席指定する場合は、原則として有料です。指定しなければ、チェックイン時に座席が自動で割り当てられます。同行者と隣同士に座りたい場合は、予約時に座席指定の費用も確認してください。
運賃に含まれるもの・追加料金がかかるもの
無料で機内に持ち込める手荷物は、規定サイズ内で合計2個、合計7kgまでです。7kgを超える場合の重量追加は、出発24時間前までに購入する必要があります。空港で当日、機内持込手荷物の重量追加を購入することはできません。
預ける手荷物、事前座席指定、機内食は、必要に応じて購入します。「Value」「Premium」などのサービスパッケージを選べば、座席指定や預け手荷物、機内食などをまとめて購入できます。ただし、パッケージの内容には路線ごとの例外があります。たとえば韓国線の「Value」には機内食が含まれません。
航空券を比べる際は、最初に表示される運賃だけで判断せず、預け手荷物、座席指定、機内食、空港使用料・税金を加えた支払総額を確認しましょう。ZIPAIRの案内では燃油サーチャージは設定されていませんが、空港使用料や各種税金は運賃とは別に必要です。
機内では無料Wi-Fiが使える
ZIPAIRは2026年5月、保有する全8機への衛星インターネット「Starlink」の搭載を完了したと発表しました。全便・全席で無料Wi-Fiを案内しており、乗客自身のスマートフォンやタブレットなどで利用できます。
機内食は公式サイトなどで事前購入でき、ドリンクや軽食は機内でも購入できます。食事を注文したい場合は、路線やメニューによって購入期限が異なるため、出発前に機内食の案内を確認してください。
小さな子どもを連れて乗る場合
ZIPAIRには0~6歳向けの「U6 Standard」運賃があります。2歳未満の子どもにも座席が用意され、運賃の購入が必要です。0~6歳の子どもは、同時に座席を指定する大人1人と隣同士の席を、座席指定料なしで確保できます。乳幼児の年齢や体重によって予約方法が異なるため、申し込み前にU6の案内を確認しましょう。
予約変更・キャンセルと問い合わせ
航空券の搭乗便変更はできません。自己都合による払い戻しも路線や運賃規則によって扱いが異なり、ソウル線には取消手数料を差し引いた払い戻しの規定があります。予定が確定していない場合は、購入前に運賃規則を確認してください。なお、予約時に追加できる「Flex Biz」には、所定の条件でキャンセルし、次回の旅行に使えるバウチャーを受け取る仕組みがあります。
問い合わせは公式の「よくあるご質問・お問い合わせ」から確認できます。ZIPAIRは電話での問い合わせを、特別な手伝いが必要な人と子ども連れの人に限って受け付けています。それ以外の問い合わせはチャットまたはメールを利用してください。電話番号や受付時間が必要な場合も、公式サイトで最新の案内を確認しましょう。
ZIPAIRは、長距離路線でフルフラット座席を選びたい人や、必要なサービスを自分で組み合わせたい人に向いています。予約画面では、往復それぞれの運航日、座席、荷物、食事、変更・払戻条件まで確認してから購入すると、旅行全体の費用をつかみやすくなります。
(2026年9月23日現在の情報です)