成田空港を始めとする、全国30の空港で、国際線出発ゲートの保安検査場での接触検査が、2012年10月1日から開始されました。
接触検査では、利用客が両手を横に広げ、検査員が全身を約10秒掛けて、身体に不審物を身に着けていないかを確認するものです。
3年前にアメリカで、金属探知機には反応しない爆発物が持ち込まれたテロ未遂事件が発生したことを受け、テロ対策を強化するために実施されるものです。
接触検査は全員ではなく、一定の割合の人数を抜き打ちで実施することになります。
金属探知機を通過する際に、金属に反応しなくても警報ブザーが一定の割合で鳴るように変更されます。
LCCの国際線を利用する際も、抜き打ちの接触検査が実施されることとなります。
テロ対策でやむを得ないとはいえ、保安検査場を通過するのにこれまでよりも時間がかかることが予想されますので、特にLCCを利用する場合は、時間に余裕を持って空港に行くようにしましょう。